FIA(国際自動車連盟)は、今週末のF1日本GPに台風19号“ハギビス”が直撃するという天気予報を注意深く監視している。日本気象協会は、南鳥島近海で発生した台風19号「ハギビス」が、10日(木)頃には日本の南で「猛烈な」台風にまで発達するとの見解を発表。「今年、日本を襲った最強の台風になるかもしれない」と警戒を強めている。
“猛烈な”と表現する場合、最大風速54m/s以上の台風のことを指す。予報によると、台風19号はF1日本GPが開催される3連休に本州に上陸し、集中豪雨をもたらす可能性がある元F1気象学者のステファン・デイツは、台風の中心部に鈴鹿を描いた天気図を公開。「図は、現在、あるモデルで予測する最悪のケースを示している」と語った。同様の台風に見舞われた2014年のF1日本GPでは、ジュール・ビアンキが命を落とすことになる事故を起こしており、アントワーヌ・ユベールの死後まもない状況もあり、FIAは慎重に対応する可能性が高い。鈴鹿サーキットは公式Twitterアカウントで「今後の台風の進路により、2019 F1日本グランプリのイベント内容・開催時間に変更の可能性はありますが、10月7日(月)現在では決定している変更情報はございません。明日の午後より、F1日本GP公式サイト・SNSにて今週末のイベント開催についての情報を定期的に配信予定です」としている。
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