FIAは、鈴鹿サーキットのDRSゾーンを1箇所にだけ設置することを発表した。鈴鹿サーキットをお気に入りにあげるドライバーや多いが、広範囲に及ぶ高速コーナーはオーバーテイクにはそれほど適していない。事実、過去10年に鈴鹿サーキットで開催されたF1日本GPでは、その4分の3でポールシッターが優勝。これはモナコより高い確率となっている。
フェラーリのフェリペ・マッサは、「2つのDRSゾーンを設置するという計画が大きな助けになってくれると期待している」と述べていた。だが、FIAは1カ所だけDRSゾーンを設けることを決定。検知ポイントは130R直後に設置され、DRSゾーンはピットストレートに設置される。ウィリアムズでパストール・マルドナドのエンジニアを務めるセビ・プジョーラは「130Rでそこまで接近して走るにはかなりの勇気がいる」とコメント。メルセデスGPのニコ・ロズベルグは「過去、ここはオーバーテイクがとても難しかったので、新しいルールがレースにどのような影響を与えるか興味深いね」と述べた。ピレリ:鈴鹿サーキット F1解説関連:F1-Gate.com YouTubeチャンネル