レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、2025年F1イタリアGP予選で圧巻の走りを見せポールポジションを獲得した。モンツァでのタイムは1分18秒792とコースレコードを更新し、マクラーレン勢をわずかに退けた。フェルスタッペンはQ3序盤で首位に立ったが、ランド・ノリスに逆転される。しかし直後のアタックで再びトップに返り咲き、0.077秒差でポールポジションを確定。マクラーレンのノリスが2番手、オスカー・ピアストリが3番手に続いた。
フェラーリのシャルル・ルクレールは4番手、ルイス・ハミルトンは5番手につけたが、ペナルティにより決勝では5グリッド降格となる。メルセデスは序盤にミディアムタイヤを使用する戦略を試し、最終的にジョージ・ラッセルが6番手、キミ・アントネッリが7番手を確保。サプライズとなったのはキック・ザウバーのガブリエル・ボルトレトで、チームを8番手に押し上げた。アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは9番手、レッドブルの角田裕毅が10番手でQ3進出を果たした。ハースのオリバー・ベアマンは11番手でQ3進出をわずかに逃し、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは12番手に留まった。ウィリアムズは苦戦し、カルロス・サインツとアレクサンダー・アルボンがそれぞれ13番手と14番手。ハースのエステバン・オコンは15番手となった。前戦オランダGPで表彰台を獲得したレーシングブルズのアイザック・ハジャーは、Q1でミスを犯して16番手に終わり、アストンマーティンのランス・ストロールの後方からスタートする。アルピーヌのフランコ・コラピントは契約延長を発表したピエール・ガスリーを上回り、リアム・ローソン(レーシングブルズ)はトラックリミット違反で最下位に沈んだ。マックス・フェルスタッペンにとって今季4回目、通算45回目のポールポジションとなり、レッドブルF1ドライバーとしてセバスチャン・ベッテルの記録を抜いた。Q1:アルピーヌとレーシングブルズが揃って敗退予選は序盤から0.9秒以内に全車がひしめく大混戦となった。終盤のアタック合戦でも順位が入れ替わる展開となったが、アルピーヌ勢のフランコ・コラピントとピエール・ガスリー、レーシングブルズ勢のアイザック・ハジャーとリアム・ローソン、さらにアストンマーティンのランス・ストロールがQ1敗退となった。レッドブルの角田裕毅は4番手で突破し好調な走りを披露した。Q2:ノリスが逆転突破、サインツは姿を消す続くQ2では、終盤にマクラーレンが戦略的な走りを見せ、ランド・ノリスがラストアタックで5番手に浮上。これによりハースのオリバー・ベアマンが惜しくもノックアウトとなった。さらにウィリアムズ勢のカルロス・サインツとアレクサンダー・アルボンも揃って敗退し、注目の存在がQ3進出を逃す波乱の展開となった。角田裕毅は10番手に踏みとどまり、決勝への可能性を繋いだ。Q3:フェルスタッペン圧巻の新レコードポールポジション争いはマックス・フェルスタッペンが圧巻の走りを披露し、1分18秒792のコースレコードを更新してトップに立った。0.077秒差でノリスがフロントロー、続いてピアストリが3番手。フェラーリ勢はルクレールが4番手、ハミルトンが5番手だったが、ハミルトンは前戦の黄旗無視による5グリッド降格により後方へ。角田裕毅は最終的に10番手だったが、ハミルトンの降格により9番グリッドから決勝に臨むこととなった。2025年F1 イタリアGP 予選 結果・ラップタイム1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) - 1分18秒7922.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分18秒8693.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) - 1分18秒9824.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分19秒0075.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) - 1分19秒1246.ジョージ・ラッセル(メルセデス) - 1分19秒1577.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) - 1分19秒2008.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) - 1分19秒3909.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) - 1分19秒42410.角田裕毅(レッドブル) - 1分19秒51911.オリバー・ベアマン(ハース)12.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)13.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)14.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)15.エステバン・オコン(ハース)16.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)17.ランス・ストロール(アストンマーティン)18.フランコ・コラピント(アルピーヌ)19.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)20.リアム・ローソン(レーシングブルズ)