ピレリは、2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。ピレリは、イモラ・サーキットに昨年と同じC2(ハード)、C3(ミディアム)、C④(ソフト)というコンパウドを選択。ゴムは同じだが、構造は2021年にむけて改良されている。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。
ピレリによると、F1エミリア・ロマーニャGPでの最速の戦略はソフト-ミディアムとつなぐ1ストップ。この場合でのミディアムのウインドウは17~21周となる。2番目に最速の戦略はミディアム-ハードとつなぐの1ストップ。この場合はミディアムのウインドウが23~27周となる。予選Q2では、ポールポジションのルイス・ハミルトンと3番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がミディアムタイヤでQ2を通過。2番グリッドのセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、4番グリッドのシャルル・ルクレール(フェラーリ)はソフトとタイヤ選択が分かれている。マリオ・イゾラ(ピレリ カーレーシング責任者)「今日、予選に選ばれたすべてのタイヤがうまく機能していた。予想通り、一部のフロントランナーがQ2を通過することを選択したため、ミディアムタイヤでレースをスタートする。これにより、オープニングスティントが長くなり、戦略がより柔軟になる。だが、明日については天候を含めていくつ疑問なところがある。雨が降る可能性があり、予想された戦略が完全に覆されるかもしれない。ドライのままであれば、ここまで見てきたように3種類のタイヤ全てがレースにおいて重要な役割を果たすだろう。しかし、イモラはタイヤに厳しいサーキットではなく、気温も低いことが予想されるので、ソフトタイヤでスタートするドライバーは極端に不利というわけではない」
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