ピレリは、2020年のF1世界選手権 第13戦 F1エミリア・ロマーニャGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。今週、ピレリは14年ぶりのF1開催となるイモラ・サーキットにC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)という最も硬いコンパウドを持ち込んでいる。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。
ピレリによると、F1エミリア・ロマーニャGPでの最速の戦略はソフト-ミディアムとつなぐ1ストップ。この場合でのソフトのウインドウは28~30周となる。2番目に最速の戦略はソフト-ハードとつなぐの1ストップ。この場合はソフトは24~27周がウインドウとなる。F1エミリア・ロマーニャGPでは、1番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)、2番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の上位3台がミディアムタイヤでのスタートとなる。マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)「チームはタイヤ評価プログラムを2台のマシンで分けることで90分のプラクティスセッションから必要なタイヤデータのほとんどを取得することができた。それでも“従来”の週末よりもタイヤデータはかなり少ないため、レースにむけての戦略にはいくつか疑問符が残っており、特にトラックが常に進化していることもあり、明日の多くの選択肢が広がる。チームはタイヤ間のパフォーマンスギャップを分析し、どのように最適なレース戦略を繋げるかを考え出すために通常よりも忙しい土曜日の午後を過ごすことになるだろう。タイヤに関しては一日の早い時間帯には少しグレイニングが発生していたが、走行が増えると予想通り状況は改善した。3つのコンパウンドのすべてがレースで重要な役割を果たすことになりそうだし、それらのパフォーマンスには満足している」
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