ローマは、F1開催についてバーニー・エクレストンと合意。2012年にイタリア首都のストリートでのローマGP開催を目指している。ローマGPの主催者であるマウリツィオ・フラミニは、F1開催契約の第一段階は完了したが、承認は来年の夏まで期待できないと語る。「最初の契約にサインした」とマウリツィオ・フラミニは“カゼッタ・デロ・スポルト”にコメント。
「詳細を明らかにすることはできないが、バーニーがローマでのグランプリを支援することが書面で確認されている」「我々は、州、地域、ACI(イタリア自動車クラブ)、そしてFIAの承認を受ける必要がある。7〜8カ月は必要だろう。長い管理プロセスだ」マウリツィオ・フラミニは、ローマGP開催はフェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長を含めた広範囲の支持を集めており、ローマが提案したエリアには現代の安全基準を満たしたストリートサーキットを造ることができると主張。2012年8月の開催を目指している。「今は、反対する人はごくわずかだ。プロジェクトの詳細をみて、ディ・モンテゼーモロ会長でさえ考えを変えた。ローマでのレースはストリートサーキットにはならないだろう。EURの道路は非常に大きく、非常に高いレベルの安全性を確保できる。ランオフエリアの広い、広いトラックができるだろうし、それをサポートするパーマネントの建物も用意できる。我々にはローマに安全レベルが高く、スペクタクルを兼ね備えたストリートサーキットがある」「最高記録で構造を建設し、早められたとしても2012年になるだろう。春か秋のレースを目指して取り組んでいるが、ローマで交通量の少ない8月が好都合だ。ホテルも空いているだろう」ローマ市長のジャンニ・アレマンノは、F1ローマGPがモンツアの代わりではなく、イタリアでの2つ目のレースになることを望んでいる。「ローマGPは非常に重要なものだと考えているし、賛成している。モンツァに代わるのではなく追加だ」しかし、モンツァ側は、ローマのプロジェクトに批判的だ。「他の街から酸素を盗んでここ2000年生きてきた寄生虫首都による傲慢な行為だ」とモンツァ市長のマルコ・マリアーニはコメント。モンツァの州知事であるダリオ・アレヴィは「宣伝のためのフラミニの嘘は初めてではない」と付け加えた。しかし、マウリツィオ・フラミニはそれらの批判にこう応えている。「私に宣伝活動は必要ない。私の30年の仕事が信頼性を証明している」「我々は世界で主要な4つのモーターレーシンググループの1つであり、何もないところからスーパーバイク選手権を造り上げた。20年間スーパーバイクのレースを開催していたモンツァ・サーキットとは良い関係を築いている」ローマでこれまで行われたF1活動は、2006年にルノーが行ったロードショーだけとなっている。