ピレリは、2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。今週、ピレリはモンツァ・サーキットにC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)を持ち込んでいる。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。
ピレリによると、F1イタリアGPでの最速の戦略はソフト-ミディアムとつなぐ1ストップ。この場合でのソフトのウインドウは24周となる。2番目に最速の戦略はソフト-ハードとつなぐの1ストップ。この場合はソフトで22周となる。予選Q3に進出したドライバーは全員がソフトタイヤでQ3に進出しており、トップ10ドライバーはソフトタイヤでスタートする。マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)「タイヤの観点から見れば、すべてが非常にスムーズに進んだ。明日は1ストップレースになるはずだが、1ストッパーでも様々なバリエーションが考えられ、戦略的な可能性は複数ある。明日はトップ10が全員ソフトタイヤでスタートし、全体のレベルが上がるので、暖かいコンディションが予想される中、11番手より後方のなかでミディアムかハードでスタートすることによって違いを生もうとしてくるドライバーがどれだけいるのか興味深い。予選でミディアムを使用したのはメルセデスだけであり、それ以外のチームは最初から最後までソフトだったが、レースでは硬めのコンパウンドが重要な役割を果たすことになるだろう。今週末も再びコースレコードが塗り替えられたが、今回はなかでも最速サーキットで達成されており、我々のホームレースなので、このレコード更新は特に重要だ」