アイザック・ハジャーは、2026年からの昇格が正式に決まっている場合に限り、今シーズン中にレッドブル・レーシングへ移籍する可能性を認めた。レーシングブルズから参戦するハジャーは今季、ルーキーながら予選Q3常連となり、オランダGPでは初の表彰台を獲得するなど目覚ましい活躍を見せている。2026年の新パワーユニット規定導入に向け、マックス・フェルスタッペンのチームメイト候補として昇格が有力視されており、ヘルムート・マルコは来週末のメキシコGP後に両チームのドライバーラインアップを決定すると明かしている。
ハジャーはこれまで今季はレーシングブルズで完走する意向を示してきたが、アメリカGPを前に一つの条件付きで心変わりを示唆した。「もし来年レッドブルで走ることが100%確定していて、それが事前に発表されるのであれば、もちろん今季の残り数戦でレッドブルに移ることも考える」とハジャーはRacingNews365などに語った。「ただ、来年は全く新しいマシンになるから、ある意味ではあまり意味がないとも思う」新チームへの早期適応という観点からの利点について問われると、「確かにチームやエンジニアと馴染む助けにはなる。正直、そこまで考えてなかったけど」と付け加えた。ハジャーは以前からレッドブルで走ることを夢として公言しており、その願望はチームにも伝えているという。「もちろん伝えているよ」と彼は答えた。「レッドブルのプログラムに加わったときから、最終目標は常にレッドブルのドライバーになることだった」ハジャー昇格をめぐる今後の焦点フェルスタッペンのチームメイトという座は多くのドライバーを苦しめてきたが、ハジャーはその挑戦を恐れていない。マルコが明言したように、メキシコGP後にはレッドブルとレーシングブルズの体制が確定する見通しであり、ハジャーの運命もまもなく明らかになる。現時点での焦点は、ハジャーが2026年の昇格確定を前提に今季中のレッドブル移籍を実現するのか、それともレーシングブルズで最後まで戦い抜くのかにある。Source: RacingNews365
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