レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、2025年F1モナコGP予選で6番手を獲得したことについて「自分たちは素晴らしい仕事をした」と語り、「Q2に進めるかどうかさえ不安だった」と正直な心境を明かした。F1初年度のハジャーにとって、今回の予選はキャリア最高のグリッド順位となり、すぐ前を走る現ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンとの差はわずか0.2秒あまりだった。
さらに、予選後にフェラーリのルイス・ハミルトンに科された妨害行為による3グリッド降格ペナルティにより、ハジャーは日曜決勝を5番グリッドからスタートすることが決まった。予選に臨むまでの週末は波乱続きで、FP2では2度のクラッシュ、FP3ではペース不足に苦しみ17番手に終わるなど、ハジャーは決して万全の状態ではなかったと語る。「予選では素晴らしい仕事ができたと思う」とハジャーはコメント。「特に午前中は厳しいフリープラクティスになった。昨日はまだ競争力があったけど、今朝は本当に自信が持てなかったし、かなり苦労した。Q1に入る時点では、正直Q2に進めるかどうかも分からなかった」「それでいてP6で終えられたなんて、本当に素晴らしい結果だ」一方、レーシングブルズのチームメイトであるリアム・ローソンもQ3進出を果たし、予選9番手に入る好結果を出した。今季初ポイントを狙うローソンは、最終アタックがうまくいかなかったことを悔やみつつも、週末を通しての手応えを強調する。「週末前の時点ではQ3に入れたら満足だったと思うけど、実際にはマシンはかなり速かった。特にFP2とFP3では非常に良かった」「だから予選ではちょっと取りこぼした感がある。最後は渋滞にも巻き込まれてしまったけど、ここはいつもそんな感じだ。少しだけ足りなかった気はするけど、チームにとっては良い予選だった」今週末のモナコGPでは、F1史上初の義務2ストップ戦略が採用されることもあり、ローソンはレースでのチャンス拡大に期待している。「週末の中で一番重要なパートは終えたと思う。今は良いポジションにいて、マシンも速い。あとは明日に向けてすべてを最適化するだけだ」
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