レッドブルF1育成のアイザック・ハジャーは、FIA-F2でのルーキーシーズンが最後のシーズンになることを望んでおり、2024年にF1への速やかなステップアップを目指すと語る。今季のF2グリッドに並ぶ6人のレッドブルジュニアの1人であるアイザック・ハジャーは、F1シート獲得のために、同じルーキーのゼイン・マローニーやジャック・クロフォード、そして、F2復帰組のデニス・ハウガー、エンツォ・フィッティパルディ、岩佐歩夢らの厳しい競争相手に直面する可能性がある。
それでも、FIA-F3のルーキーシーズンをランキング4位で終えたアイザック・ハジャーは、ハイテックGPとののシーズンに向けて自信を持っている。「僕のゴールは本当に強いシーズンを送ってF1にステップアップすることだ」とアイザック・ハジャーはFormula 2に語った。「F2で1年過ごした後、F1に行くのが理想的だ。それが一番の目標だから、すべてを出し切るよ」「昨年からすでにステップアップしていることはわかっていたけど、本当に興奮している。同じチームでシーズンをスタートできることに興奮している。チームのことはよく知っているし、彼らと一緒にアジアF3やFIA-F3を戦ってきたので、彼らと一緒に何時間も仕事をしてきた」「F2にステップアップした今、とても親しみを感じている。同じチームで仕事をするのはごく普通のことだし、他の場所に移動しなくてよかったと思っている」すべてのレッドブル・ジュニアは、2024年に利用可能な潜在的なスクーデリア・アルファタウリのF1シートにしっかりと照準を合わせている。3年の“試用期間”を終える角田裕毅と“オールドルーキー”ニック・デ・フリースの契約は2023年末で切れる。アイザック・ハジャーは、来月の開幕戦バーレーンに向けて、楽観的な姿勢を見せている。「F2は本当にタフなレースで、どんなに優れたドライバーでも頭を使うのに数戦は必要だ。F3では最初から最後までプッシュし続けることだけが求められたけど、F2ではピットストップや戦略を理解するのが難しいマシンになったと思う」「今は、タイヤのデグラデーションが大きな制約になっていると思う。もちろん、十分なテストが行われないため、開幕戦に100%の準備ができているわけではないけど、レースで勝てるように、すぐにすべてを理解したいと思っている」2022年からレッドブルのジュニアドライバーを務めるアイザック・ハジャーは、昨年11月にアブダビで行われたハイテックのテストでF2マシンに乗っているが、ジェッダやバクーといったサーキットでの経験がないことは、復帰するドライバーたちと比べて弱点になり得ると指摘する。「テストでは、最初の2日間が非常に難しく、少し遅れてしまった。でも、3日目には、なぜかとても競争力があった。最終的にマシンはF3マシンと似ているところがあったので、F2マシンのフィーリングはとても快適だし、すぐに競争力を発揮できると思う」「でも、ジェッダやバクーには、テオ(プルシェール)やジャック(ドゥーハン)、岩佐歩夢のようにすでにコースを知っているドライバーがいるから、彼らの方が有利だと思う」