インディカーに参戦するチップ・ガナッシ・レーシングは、2019年のドライバーとしてフェリックス・ローゼンクヴィストと契約したことを発表。現役チャンピオンのスコット・ディクソンとチームを組む。フェリックス・ローゼンクヴィストは、来期のフォーミュラE参戦が確定しておらず、以前に2度テストを行っているチップ・ガナッシからインディカーに参戦することが噂されていた。
フェリックス・ローゼンクヴィストは、スコット・ディクソンと同じ元F1ドライバーのステファン・ヨハンソンがマネジメントを担当しているが、初期の交渉は“複雑”なものだと報じられていた。「僕のキャリアでこのステップを果たせることに興奮しているなんてものではないね」とフェリックス・ローゼンクヴィストはコメント。「インディカーでガナッシで走ることは夢の実現だ。覚えている限りずっとチームをフォローしてきたし、この環境を望まないドライバーなんていないと思う」「スコット・ディクソンのような複数のチャンピオンシップウィナーと一緒に走るチャンスを得られるなんて本当に素晴らしい機会だ」「来年のインディ500のグリッドに並べるなんてまだ実感が湧かない。素晴らしい経験になるだろうし、トップチームとブリックヤードに並ぶべるなんて非現実的な気分だ」「現在、インディカーは全体的に勢いを増しているし、クルマに乗って仕事に取り組むのが待ち切れない」フェリックス・ローゼンクヴィストは、エド・ジョーンズに代わってチップ・ガナッシの10号車を走らせる。チップ・ガナッシは、2018年に2台体制に縮小した際、フェリックス・ローゼンクヴィストと現トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーを検討していたが、最終的にエド・ジョーンズを選んでいた。チップ・ガナッシは、テストでローゼンクヴィストがチームの重要な人員に感銘を与えたことがシート獲得に繋がったと説明した。「フェリックスは我々と数回テストをしたことでチームに精通している」とチップ・ガナッシはコメント。「我々のマネジメントとエンジニアリンググループ、チーム全体が彼の能力に感銘を受けた。10号車に彼を乗せるちょうどいいタイミングだったし、来シーズン、クルマで彼の実力を見るのを楽しみにしている」