インディカー 第9戦 テキサスの決勝が10日(土)にテキサス・モーター・スピードウェイで行われ、ウィル・パワーが優勝。佐藤琢磨は残り5周でクラッシュするも10位となった。2017年のインディカー・シリーズは早くも折り返し地点。テキサスのレースは、日没後にスタートするトワイライトレースとして開催。クラッシュ多発で13台がリタイアする波乱のレースとなった。
優勝はウィル・パワー(ペンスキー)。パワーは今季2勝目。2位には多重クラッシュのきっかけとなったトニー・カナーン(チップ・ガナッシ)、3位にはシモン・パジェノー(ペンスキー)が続いた。8番グリッドからスタートした佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は序盤は順位をいくつか上げたものの、そこからは徐々に順位を落としていく展開。一時は15番手まで後退した。37周目にアレキサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポーツ)がクラッシュし、1回目のイエローコーション。その間に全車ピットイン。そこで佐藤琢磨は事故に巻き込まれる。ピットアウト直後、ピットレーンでスピンしたジェームス・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)に当てられたエリオ・カストロネベス(ペンスキー)に道を塞がれるカタチで衝突。走行は続けられたものの、フロントウィングの交換に時間がかかり、周回遅れとなる。92周目にエリオ・カストロネベスがクラッシュして2度目のイエローコーション、最下位直後にはエド・カーペンターがスピンして3度目のイエローコーションとなる。その間に佐藤琢磨はステイアウトしてラップを取り戻した。そして、153周目に多重クラッシュが発生して一時赤旗中断。この事故を避けた佐藤琢磨は7番手にポジションアップする。再開後は全車強制ピットストップなりタイヤを交換。また、この事故のきっかけとなったトニー・カナーンには20秒のストップペナルティが科せられた。その後、ファイアストンタイヤによる強制ピットストップ、ジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)のクラッシュによりイエローコーション。最後は残り20周のスプリント。佐藤琢磨はトップ5内で抜きつ抜かれつのレースを展開。だが、トップを狙っていた残り5周。イン側の芝生にはみ出した佐藤琢磨はスピンしてスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)を巻き込んでクラッシュ。レースはイエローのまま終了。佐藤琢磨は10位扱いとなった。REPLAY: @TakumaSatoRacer and @scottdixon9 make contact #Rainguard600 #INDYCAR pic.twitter.com/dDP1tl9Iry— IndyCar Series (@IndyCar) 2017年6月11日2017 インディカー 第9戦 テキサス 決勝 結果 NoDriverTeam Comment112ウィル・パワーTeam PenskeC 210トニー・カナーンChip Ganassi RacingH 31シモン・パジェノーTeam PenskeC 415グラハム・レイホールRahal Letterman Lanigan RacingH 588ギャビー・チャベスHarding RacingH 627マルコ・アンドレッティAndretti AutosportH 74コナー・デイリーAJ Foyt Racing C 88マックス・チルトンChip Ganassi RacingH 99スコット・ディクソンChip Ganassi RacingHContact1026佐藤琢磨Andretti AutosportHContact1120エド・カーペンターEd Carpenter RacingCContact1221J.R.ヒルデブランドEd Carpenter RacingC 132ジョセフ・ニューガーデンTeam PenskeCContact145ジェームス・ヒンチクリフSchmidt Peterson MotorsportsHContact157ミハイル・アレシンSchmidt Peterson MotorsportsHContact1618トリスタン・ボーティエDale Coyne RacingHContact1719エド・ジョーンズDale Coyne RacingHContact1814カルロス・ムニョスAJ Foyt Racing CContact1928ライアン・ハンターレイAndretti AutosportHContact203エリオ・カストロネベスTeam PenskeCContact2183チャーリー・キンボールChip Ganassi RacingHComment2298アレキサンダー・ロッシAndretti AutosportHContact関連:【動画】 インディカー 第9戦 テキサス 決勝ハイライト
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