ホンダは、フェルナンド・アロンソが2019年にインディカーに転向することを歓迎するとし、マクラーレンがインディカーに参戦した場合にチームにエンジンを供給することを除外していない。F1ではマクラーレンとホンダのパートナーシップは失敗に終わり、フェルナンド・アロンソはホンダのエンッジンのパフォーマンスを繰り返し批判してきた。それはインディカーで両者が再びタッグを組むことを妨げる可能性があるとの見方もある。
フェルナンド・アロンソが2017年にマクラーレンとインディ500に参戦していた際にはホンダのエンジンを使用していたが、2019年にマクラーレンがインディカーに参戦する際には、シボレーからエンジン供給を受ける方向で進められているとも言われている。しかし、HPD(ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント)の社長アート・セントシアーは「フェルナンド・アロンソはこの世代の最高のレーシングドライバーの一人であり、我々は2017年のインディ500で彼との仕事を大いに楽しんだ」とコメント。「彼はすぐさま非常に高い競争力があることを示したし、F1キャリアの後、彼がフルタイムで参戦することを決断するならば、それはインディカーにとって素晴らしいことだろう」「ドライバーとしてアロンソを起用することは、どのチームやマニュファクチャラーにとっても明らかにメリットとなるだろう」ホンダは、マクラーレンへのエンジン供給を否定してはしないが、2018年のエンジン供給は限界に達していると認める。「当社のエンジンリース契約はHRDと特定のチーム間で締結されている」とアート・セントシアーはコメント。「現在、インディカー・シリーズに参戦するチームにいくつかは、すでに2019年シーズンにむけてHPDと契約を結んでおり、我々はそれらのチームのためにパワフルで信頼性の高いエンッジンをしっかりと供給するために年間のほぼ最大限のキャパシティで運営している」「我々は2019年にむけて、いくつかの既存チームと潜在的なチームと議論しており、それらの議論は進行中だ」フェルナンド・アロンソは、インディカーのテストでアンドレッティ・オートスポーツのクルマを走らせ、再びホンダのエンジンを使用する可能性が高いとされている。また、マクラーレンが2019年にインディカーに参戦する際にはアンドレッティ・オートスポーツと提携することになるとされている。ホンダは、2019年にむけて参戦が噂されるドラゴンスピード、そして、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの3台体制の可能性について議論を行っているとされている。