マツダ・チームヨーストは、2018年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦するDPiマシン『RT24-P』の55号車のカラーリングを披露した。マツダは今年、名門チームであるヨーストと提携してマツダ・チームヨーストを設立。新体制は、来年1月末にデイトナインターナショナルスピードウェイで開催される2018年ロレックス・デイトナ24時間レースでデビューする。
2017年マシンは、エアインテークからテールフィンにかけて白のグラデーションのラインが入っていたが、2018年はマツダの“ソウルレッド”とブラックの2色による精悍なたたずまい。マツダのロゴもテキストロゴからロゴマーク入りのものに変更された。70番から77番にカーナンバーが変更されるもう1台のマシンは来週のデイトナテストで披露される。ドライバーは、ジョナサン・ボマリート、トリスタン・ヌネスの2名が残留。新たにル・マン24時間レースのLMP2クラスを制したオリバー・ジャービスとフォードからWECに参戦していたハリー・ティンクネルに加入。2台のマシンのペアはまだ決定していないが、耐久レースではインディカードライバーのスペンサー・ピゴットと今年のDTMチャンピオンのルネ・ラストが参加する。マツダチーム・ヨーストが2018年に走らせるマツダRT24-Pは、日米のマツダ・デザイナー達と共同で開発し、量産車イメージを盛り込んだ独自のボディワークはそのままに、英国のアドバンスト・エンジン・リサーチ社(AER)によって開発され、約600馬力の最高出力を発生する直列4気筒2.0リットルターボのマツダMZ-2.0Tエンジンもそのまま引き継がれる。 マツダRT24-Pの開発に深く関わったマルチマティック・モータースポーツ社(カナダ・オンタリオ州)は、引き続きシャシーの改良・改善をリードし、そしてヨーストとの緊密な協力関係のもと、走行テストやシミュレーション作業に従事する予定となっている。