2024年F1 ハンガリーGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。マクラーレンがワンツーフィニッシュを飾り、オスカー・ピアストリがハンガロリンクでF1初優勝を達成した6人目のドライバーとなったレースは、戦略の影響によってランド・ノリスと順位を入れ替えなければならなくなったチームオーダーによって陰に覆われ、ある意味で記憶に残る勝利となった。
角田裕毅(RB)は全ドライバーで唯一の1ストップ戦略を成功させて9位入賞。また、レース終盤にはかつてタイトルを争ったマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンが接触し、フェルスタッペンのマシンが宙を舞って表彰台争いから脱落するというドラマが生まれた。1位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「とても、とても特別な日だ。子供の頃夢見ていた日が今日実現し、マクラーレンとともにF1の表彰台の最上段に立つなんて、信じられないほど素晴らしいことだ。最後のほうは少々複雑だったかもしれないが、スタートで良いポジションにつけ、その後はコントロールできていたと思う。素晴らしい努力をしてくれたチーム全員に感謝したい。そして、素晴らしいマシンを提供してくれたことに感謝したい。マクラーレンでレースをするのはとても楽しい。F1で走れる機会を与えてくれたチームには感謝してもしきれない。1年半も一緒に勝利を重ねるなんて、信じられない気持ちだ」2位:ランド・ノリス(マクラーレン)「チームにとって素晴らしい一日だった。そして、初勝利を挙げたオスカーを心から祝福したい。本当に嬉しい。実力勝負で勝利を収めるまでには長い道のりがあったが、今日はまさにそれを成し遂げた。オスカーは素晴らしいスタートを切ってレースをコントロールした。よくやった。彼が1位でゴールするのは時間の問題だった。ここまでチームを導いてくれた努力と仕事に感謝してもしきれない。毎週勝利を目指して戦い続けよう」3位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「まずは、マクラーレンのワンツーフィニッシュと、オスカー・ピアストリの初優勝を祝福したい。彼らは今日、信じられないほど強かった。そして、その成果にふさわしい結果を残した。オスカーはF1参戦以来、素晴らしい仕事をしており、非常に安定している。彼が優勝するのは時間の問題だった。チームは、マシンの進歩を続けるために素晴らしい仕事をしてくれた。今日は、オスカーやランド(ノリス)ほどのスピードはなかったが、表彰台の最後尾を確保することができた。フェルスタッペンを抑えながらタイヤを長持ちさせるのは、時に難しい。最後のバトルはハラハラしたけど、それがモーターレースだ。再び表彰台に戻れて、またしっかりとポイントを獲得できて本当に嬉しい。今シーズン前半を良い形で終えるために、次はスパに向かう」4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今日は状況を好転させることができた。タイヤマネジメントもペースも適切で、堅実なレースができた。もちろん4位という結果は望んでいたものではないし、これからやるべきこともたくさんあることは分かっているが、予想以上に良い調子で走ることができた。このコースでのオーバーテイクは難しい。また、最後のスティントではルイス・ハミルトンのすぐ後ろにつけていたので、オーバーヒートの管理も難しかった。今日はチャンスをすべて生かし、チームのためにポイントを獲得できて良かった」5位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「改善されることを願っていただけに、今日のレースはタフでフラストレーションがたまる一戦になった。レースを振り返ると、速さが足りなかった上にペースもあまりよくなく、戦略もうまくいかなかった。気温が高く路面温度が上がったことでタイヤがオーバーヒートしがちになり、特にレースを通してオーバーテイクを仕掛ける時はとても大変だった。他車の後ろで詰まってしまったことでアンダーカットをされてしまい、今日は僕たちにとっていい風向きの日にはならなかった。取り戻すために時間がかかり、その間にマクラーレンの2台に先行を許してしまった。ペースがあまりよくなかった分、戦略で戦わなくてはならなかったが、今日はそれもうまくいかなかった。ルイス・ハミルトンとの接触では、なにが起こったのかを見直す必要があるが、ブレーキングが遅すぎたことが原因ではないと思う。マクラーレン勢に勝つことは難しかったと思うが、昨日の予選から3位は可能だったと思うので、今日は残念な結果となった」角田裕毅(RB)は、全ドライバーで唯一となる1ストップ戦略を刊行して9位入賞を果たした。6位:カルロス・サインツJr.(フェラーリ)「自分にとっては厳しいレースだった。スタートがうまくいかなかったが、ここハンガリーではそれが非常に重要だ。そのため最初の2スティントで順位を上げて6位まで上がることができず、その後は孤独なレースになってしまった。最後のスティントではハードタイヤでペースを上げることができたが、全体的には昨日見たように、今週末は上位のマシンに比べてペースが足りなかった。ベルギーはまったく異なるトラックであり、前半戦を良いチーム成績で終えるために、そこでどのようなアプローチを車に対して行うかを考えなければならない」7位:セルジオ・ペレス(レッドブル)「今日はできる限りを尽くしたと思う。ハードタイヤを装着していた最初のスティントはオーバーテイクがとても難しい状況だった。ハードタイヤでスタートすることは攻めた戦略だったと思うけど、僕たちにとってはうまく作用したようだった。スタートから正しいタイミングで確実に改善を重ねていきながら、うまくまとめることが重要だった。チームは一晩でマシンを作り直さなければならなかったため、100%のセットアップではなかったけど、マシンとの一体感を感じられたことはポジティブだったし、感覚を取り戻せてきているようで自信にもつながった。昨日のクラッシュの後、リカバリーのためにチームはすばらしい仕事をしてくれたので、自分のパフォーマンスを最大限に発揮する必要があった。チームのみんなや僕と一緒に戦ってくれる人たちのために、全力を尽くさなければならない。引き続き改善に努め、調子を取り戻すことに専念したいと思う。今日はトップグループで戦えるペースがあることを示せたので、表彰台に戻るのも時間の問題だと思う」8位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「オスカーの今日の勝利を祝いたい。マクラーレンは強かったし、彼も本当に素晴ら...
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