ニコ・ヒュルケンベルグは、2022年バーレーングランプリの週末がスタートするわずか1日前にアストンマーティンF1から驚きの出場要請を受けた。アストンマーティンF1は3月17日(木)、セバスチャン・ベッテルが新型コロナウイルスの検査に感染したことを発表。その結果、ベッテルは欠場を余儀なくされ、テスト兼リザーブドライバーはニコ・ヒュルケンベルグが代役に呼ばれた。
ニコ・ヒュルケンベルグが新型コロナウイルスに感染したドライバーの代役としてグランプリに復帰するのは今回が初めてではない。だが、決してそれが起こることは想像していなかったとヒュルケンベルグは語る。「早朝まで電話はなかったし、僕にとってかなり遅いサプライズだった」とニコ・ヒュルケンベルグは語る。飛行機に飛び乗ったニコ・ヒュルケンベルグだが、復帰の準備にかける時間は多くない。バーレーン・インターナショナル・サーキットに到着するのは夕方もしくは夜間になると報告されており、シーズン最初のプラクティスがスタートするまで数時間しかない。それまでにアストンマーティンF1の新車AMR22でシート合わせを実施し、技術ブリーフィングを行わなければならない。前回とは異なり、勝手が異なる新世代F1マシンという課題もある。「セバスチャンにとっては非常に残念なことであり、彼が迅速に回復することを願っている」とニコ・ヒュルケンベルグはセバスチャン・ベッテルの新型コロナウィルス検査陽性のニュースに応えた。「僕はただできるだけ早くスピードを上げるために努力しなければらない!」