ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、F1アゼルバイジャンGPのここまでの週末でルノーのF1マシンに“愛とハーモニーを感じることができていない”と語る。チームメイトのダニエル・リカルドがQ2進出を果たして12番手で終えた一方で、ニコ・ヒュルケンベルグはQ1で敗退。ウィリアムズの2台よりも速いだけの18番手で予選を終えた。
Q1でタニエル・リカルドに1秒以上の差をついてことについてニコ・ヒュルケンベルグはシンプルに“痛い”と返答。「クルマと一体になっている感覚や自信を感じることができていない。ずっとクルマと格闘しているし、このようなトラックではそれは厳しい。非常に高速だし、ウォールに挟まれているので難しいよ」「今週末はどの時点でもクルマに乗っていてリラックスできていないし、満足できてない。クルマと僕の間に愛とハーモニーを感じていないし、このようなトラックではそれが大きな代償になる」ルノー R.S.19は、ミッドフィールドでのバトルでペースに落ち着くのに苦労しているが、決勝ではダニエル・リカルトとニコ・ヒュルケンベルグともにライバルのペナルティの恩恵を受けて、リカルドが11番手、ヒュルケンベルグが16番手からスタートする。金曜日のローダウンフォースパッケージが機能しなかったことで、ルノーはより多くのダウンフォースを加えるためにリアウイングを調整したが、ドライバーは引き続きタイヤを正しいウインドウに入れることに苦労しており、変更は功を奏していない。「とにかく今週末の僕たちは少し遅れをとっている。小さいことだけど、それが違いを生む」とダニエル・リカルドは説明する。「タイヤの温度がコンマ数秒のラップタイムを失った部分だと思う。バランスとハンドリングに問題があると確信しているけど、新品タイヤを履いたときにタイヤからもう少し多くを引き出す必要があると思う。タイヤ内部の温度を上げようとしている」「第1セクターが、僕たちが最も妥協を強いられている部分だと思う。それはタイヤのウォームアップに影響する」ニコ・ヒュルケンベルグは、バクーでのR.S.19のパフォーマンスは“ここまでのシーズンで初めての大きな問題”だと語る。「FP1を逃したのは素晴らしいものではなかった。それは誰にとっても同じことなので言い訳にはできないけど、まず最初に少し外れたクルマでスタートしたので、かなり影響を受けることになってしまった」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。「今週末僕たちは追いつくために頑張っているけど、あまり追いつくことができていない」関連:F1アゼルバイジャンGP 予選 | バルテリ・ボッタスが今季2度目のPP獲得