ニコ・ヒュルケンベルグは、ルーベンス・バリチェロの置かれた立場を理解できると述べた。1年前、ウィリアムズで堅実なデビューシーズンを送ったニコ・ヒュルケンベルグだが、2011年の新しい契約を得られるかをシーズン末まで待たなければならなかった。ブラジルGPでFW32をポールポジションに並べたニコ・ヒュルケンベルグだが、最終的にベネズエラからの支援で巨額の資金を持ち込んだパストール・マルドナドにシートを奪われた。
そして今、ヒュルケンベルグの元チームメイトであるルーベンス・バリチェロが、2012年のシートを待たされている。噂では、個人スポンサーのメディオンとカプリソーネとともにエイドリアン・スーティルがフォース・インディアからウィリアムズに移籍すると報じられている。皮肉なことに、エイドリアン・スーティルがウィリアムズに移籍すれば、ニコ・ヒュルケンベルグは、フォース・インディアでF1グリッドに戻る可能性が高まる。ニコ・ヒュルケンベルグはルーベンス・バリチェロの境遇について「まさに去年の僕と同じだ」とコメント。「契約も選択肢もなくシーズン終了を迎えることになる」「どれだけ変化が早いかを示している。去年、ルーベンスはチームのヒーローだった」