ヒスパニア・レーシングが、トヨタの元F1チームを買収したと報じられている。今シーズン前に、ホセ・ラモン・カラバンテがエイドリアン・カンポスからチームを買収して誕生したヒスパニア・レーシングだが、ダラーラ製のマシンで苦戦を強いられており、2010年は開発ができていない。パドックの噂によると、ヒスパニア・レーシングは、トヨタ TF110をベースに2010年マシンを造る契約に同意しており、そのためトヨタはピレリのタイヤテストに2009年マシンのTF109しか提供できなかったとされている。
ヒスパニア・レーシングは、2011年にむけてウィリアムズからギアボックスとハイドロリックシステムを購入するとも報じられていた。しかし、 Auto Motor und Sport によると、ヒスパニア・レーシングは、ケルンにあるトヨタF1チームの「専門知識、機材、施設」を購入したと報じている。だが、ヒスパニア・レーシングはエンジンサプライヤーであるコスワースへの支払いが遅延しているとの噂もある。