HRTは、ナレイン・カーティケヤンがF1インドGPでレースに復活することを正式発表した。また、ナレイン・カーティケヤンはレースに備えて来週末のF1シンガポールGPの金曜フリー走行にも出走する。「もちろん、再びグランプリ週末に走ることができるのは素晴らしい気分だ。チームは、僕がヨーロッパGP後にシートを降りたあと、地元のインドGPでドライビングすることを保証してくれていた」とナレイン・カーティケヤンは述べた。
今年HRTでF1復帰を果たしたナレイン・カーティケヤンは、F1イギリスGP前にレッドブルの育成ドライバーであるダニエル・リカルドにレースシートを明け渡していた。だが、10月30日に初開催されるインドGPで再びチャンスを与えられるとされており、ナレイン・カーティケヤンがF1インドGPでのスポンサーシップ契約を結んだことで、出場が確実視されていた。ナレイン・カーティケヤンは、HRTのメンバーとして残っており、7月のF1ドイツGPでは金曜フリー走行に出走していた。HRTのチーム代表コリン・コレスは、シンガポールGPでのフリー走行出走は、ナレイン・カーティケヤンがF1インドGPでレース復帰するときに錆びついていないことを確実にするためだと述べた。「インドGPで走る前に重要な走行時間を与えれられるので、ナレインをマシンに乗せるのはよいことだ」「彼はあの地域出身の最高のドライバーであり、今シーズンの進歩を通して証明しているよう、彼に大きな才能があることは間違いない」ダニエル・リカルドは、ナレイン・カーティケヤンにシートを譲るのは、ヴィタントニオ・リウッツィではなく、自分になるだろうと述べた。