ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年 最終戦 F1アブダビGPに向けた意気込みを語った。2021年の最終戦アブダビGPは、ホンダF1にとってのラストレースとなる。ここまでの7年間、140戦の中には、たくさんの悔しさと、それ以上に忘れられない瞬間があった。
「今週末はF1 2021シーズンの最終戦、アブダビGPが開催されます」と田辺豊治。「今年、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットは、オーバーテイクの機会を増やすことを目的としてコースレイアウトに変更が加えられました。一部の低速コーナーやシケインが廃止され、より高速なレイアウトに改修されていますので、エネルギーマネージメントなどへの影響が予想されています。これまでの知見に加えて、新レイアウトでのシミュレーションによる事前検討、さらに実際に走行したデータを迅速に解析して最適化を進めることで、最大限にPUのパフォーマンスを発揮できるようにしていきたいと思います」「また、今週末は我々ホンダF1プロジェクトにとっての最終戦、パートナーであるレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリと一緒に戦う最後のレースになります。「この最終戦、メルセデスのハミルトン選手と同一ポイントで並ぶレッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手は、ドライバーズチャンピオンを賭けた戦いになります。コンストラクターズチャンピオンは、大きくポイント差をつけられていますが、最後まで諦めず、チームとともにチャレンジします」「ついに最終戦となりましたが、今年は、ここまでチャンピオンシップに挑戦する素晴らしい戦いができていると思います。プロジェクトに関わるすべてのメンバーが『なんとしてもタイトルを獲るんだ』という本当に強い気持ちを持って臨んできました。我々の目標を達成するために、チームとともに最後のゴールを切るまで全力でプッシュを続けます」「いつも応援してくださっている皆さんも、最後まで熱い声援をいただけますと幸いです」
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