ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年F1メキシコGPの金曜フリー走行を振り返った。初日のフリー走行では、マックス・フェルスタッペンが2番手に0.4秒差の首位。セルジオ・ペレスは4番手、ピエール・ガスリーと角田角田裕毅は6番手と8番手とホンダF1勢4台がトップ8以内で好調な幕開けとなった。
「2年ぶりとなった今日のメキシコGP初日は、多くのファンがサーキットを訪れて非常にいい雰囲気の中でセッションが行われました。とりわけ地元のペレス選手へは、コースを走行するたびにスタンドから熱い声援が送られています」と田辺豊治。「そんな雰囲気の中で、レッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの4台のマシンは大きなトラブルなくプログラムをこなし、また、ともにいいペースで走行できたことを前向きにとらえています」「このサーキットでは、高地ということで通常とは少々異なるPUのセッティングが求められます。本日収集した多くのデータを解析して、ここから明日以降のセッションに向けて最適化を進めていきます」「なお、角田選手についてはシーズン残りのレースでのパフォーマンスと信頼性を考慮して、今回新しいPUを投入しています。グリッド後方からのスタートになってしまいますが、ここでは速さがあると思いますので、ポジションアップを果たしてくれると思っています」
全文を読む