ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年F1トルコGPの金曜フリー走行を振り返った。F1トルコGPの初日がイスタンブール・パークで開幕し、特別デザインをまとったHondaパワーユニット勢4台のマシンがフリー走行2セッションに臨んだ。レッドブル・レーシングは、1965年のF1メキシコGPでホンダがF1初優勝を獲得した伝説的なホンダRA272をモチーフとした『白』のカラーリングを採用している。
ホンダF1エンジン勢は、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が4番手、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が5番手、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が8番手、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は11番手でセッションを終えた。「今日のトルコGP初日は、ホンダ PUを搭載した4台のマシンが、ドライコンディションの下で順調にプログラムを消化しました」と田辺豊治はコメント。「新舗装で非常に滑りやすかった昨年と比較すると、路面のグリップが大きく向上しており、車体・PUともにその状況に合わせたセッティングの最適化を進めました。まだまだ改善の余地はありますので、今日収集したデータをもとに明日の予選、そしてレースに向けてさらなる調整を進めていきます」「ここトルコGPでは、両チームとも、リアウイングに日本のファンの皆さまへの感謝を表した『ありがとう』のメッセージを入れています。また、レッドブル・レーシング・ホンダは、そのメッセージに加えてホンダがF1に初めて挑戦した当時の『白』を基調としたカラーリングを施したマシンで参戦しています」「我々ホンダのメンバーも、チームメンバーともに一段と士気を高めて今週末のレースに臨みます」
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