ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年F1ロシアGPの予選を振り返った。F1ロシアGPの予選は、難しいコンディションによって波乱の起きる展開となり、セルジオ・ペレスが9番手でホンダF1パワーユニット勢最上位となった。「今日のロシアGP予選は、FP3が悪天候の影響を受けてキャンセルになったものの、その後雨が止みウエットコンディションの中で予定通り行われました」と田辺豊治はコメント。
「路面が徐々に乾いていく中、滑りやすい路面でのドライビング、状況を的確に見極めてドライタイヤへの切り換えタイミングの判断など、ドライバーそしてチームには難しい予選となりました」「ホンダ勢にとっては少々厳しい結果となり、レッドブル・レーシング・ホンダのペレス選手が9番手、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手が12番手、続いて角田選手が13番手で終了。フェルスタッペン選手は、リスクを冒すことなくアタックラップは行わず、PU交換のペナルティーにより明日は最後尾からのスタートとなります」「すべてのドライバーとマシンが、ポテンシャルを十分に発揮してポジションアップを果たしてフィニッシュできるよう、ドライレースが予想される明日に向けて、チームと一緒にさらなる準備を進めます」
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