ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年F1ハンガリーGPの予選を振り返った。F1ハンガリーGPの予選。ホンダF1パワーユニット勢3台がトップ5入りを果たした。しかし、ライバルのメルセデスがフロントローを独占。レッドブル・レーシング・ホンダの2台は2列目スタートと厳しい結果となった。
「今日のハンガリーGP予選は、昨日に比べ外気温は若干下がったものの30℃近く、また路面温度は60℃という環境下で行われました」と田辺豊治はコメント。「その中で、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が3番手、ペレス選手が4番手と2列目のグリッドを獲得しましたが、フロントローに並んだライバルのメルセデス2台の後ろのからのスタートとなったことは、明日のレースに向けて厳しい結果だと感じています」「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は昨日からの好調を維持して5番手と、以前のペースを取り戻し、前戦からの挽回を見せてくれました。角田選手については上手くマシンがまとまらず、残念ながら16番手という結果になりましたが、粘り強く明日はポジションアップを目指してほしいと思います」「ハンガロリンクは一周の距離が短いこともあり、明日のレースは70周と多くの周回を重ねます。長いレースの中で各車ポジションアップを図れるよう、ここからも準備を進めていきます」