レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2020年のF1世界選手権の9戦中3戦でホンダのF1エンジンに起因するトラブルでリタイア。今年、マックス・フェルスタッペンがタイトルを獲得できなければ、それはホンダF1のせいだと厳しい目が向けられている。今年、マックス・フェルスタッペンは、史上最年少F1ワールドチャンピオンを獲得する最後のチャンスであり、特にレッドブルはそれを実現することを期待していた。
しかし、開幕戦から出鼻をくじかれた。フロントロー2番グリッドからミディアムタイヤでスタートしたマックス・フェルスタッペンのレースは有望に見えたが、11周目に電気系のトラブルでスローダウン。ピットでリタイアした。その後、マックス・フェルスタッペンは強さを見せて6戦連続で表彰台を獲得。しかし、イタリアでの2連戦で再びホンダのF1エンジンのトラブルに見舞われた。モンツァで開催されたF1イタリアGPではリスタート後にエンジントラブルによってリタイア。ムジェロでのF1トスカーナGPでは、故障ではないが、スタートでパワーを失ったことが原因で後退し、接触事故に巻き込まれることになった。元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、F1トスカーナGPは見応えのあるレースだったが、マックス・フェルスタッペンを襲ったホンダF1の信頼性問題に疑問を投げかけた。「マックス・フェルスタッペンがエンジンの問題に見舞われたのは、これが2戦連続であり、9戦で3回目だ」とマーティン・ブランドルは Sky Sports F1 のコラムで語った。「このケースでは、クラッシュが発生していなくても、ほぼ間違いなく故障につながる問題だ。現在、彼が失望していることは容易に理解できる」Ziggo Sports のプレゼンターを務めるロブ・カンフイスと元F1ドライバーのロバート・ドーンボスは、ホンダF1のトラブルがマックス・フェルスタッペンのタイトルの望みを奪ったと厳しい意見を語る。「マックスはモンツァとムジェロの両方で同じようなエンジン問題に見舞われた」とロバート・ドーンボスは語る「それは深刻な問題だ。フェルスタッペンのレースの30%をホンダF1がリタイアに追い込んだ」ロブ・カンフイスは「ムジェロでは勝てたかもしれないし、モンツァでも勝てたかもしれない。オーストリアでもトップでラインを通過していた可能性がある」とコメント。「それは75ポイントだ。それがあれば彼はワールドチャンピオンになれるだろう」実際、ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンのポイント差は80ポイントだが、ロバート・ドーンボスはレッドブル・ホンダはチャンピオンシップのことについて考えることさえ許されないと語る。「信頼性がなければ、チャンピオンシップについて考えるべきではない。メルセデスのマシンは信頼性が高く、非常に速い戦車だ」とロバート・ドーンボスは締めくくった。
全文を読む