ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権 第7戦 F1ベルギーGPの金曜フリー走行を振り返った。F1ベルギーGPが、伝統のスパ・フランコルシャンで開幕。初日は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークし、ホンダF1のパワーユニットを搭載するマシンは3台がトップ10入りする好調なスタートとなった。
4台合計で179周を走行し、貴重なデータを収集したホンダF1パワーユニット勢は、明日の予選、そして決勝に向けて着々と準備を進めている。「ベルギーGP初日の今日は、ガスリー選手がFP1でマシンの修復のため少々長くピットに留まる場面がありましたが、両チームともに予定していたプログラムを順調に消化し、ホンダはパワーユニット、チームは車体のセッティングを進めました」と田辺豊治はコメント。「幸いセッション中は雨にも降られず、週末に向けいいスタートを切ることができました」「我々のライバルがどのようなプログラムで週末に向かっているのかは分かりませんし、まだ初日ではありますが、パフォーマンス面ではレースに向けてよい結果が得られたと思います。まだまだ明日の予選、日曜のレースに向けて改善の余地がありますので、今日のセッションで収集したデータを分析し、最適化を進めます」「また、スパは天候が変わりやすいサーキットですので、天候の急変にも備えた準備を行っていきます」関連:F1ベルギーGP フリー走行2回目:ホンダPUのフェルスタッペンが初日首位