ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権 第5戦 70周年記念GPの予選を振り返った。ホンダF1勢は3台がQ3に進出。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが4番手、アレクサンダー・アルボンはで9番手。アルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリーが7番手、ダニール・クビアトが16番手で予選を終えた。
「今日の予選は、昨日ほどではないものの、27℃とイギリスとしては比較的気温が上がった中でのセッションとなりました」と田辺豊治はコメント。「ソフトタイヤがあまり長く持たないということからタイヤの選択が難しい予選となりましたが、そのような中でホンダ PUを搭載する3台がQ3へ進出し、まずまずの予選になりました」「アストンマーティン・レッドブブ・レーシングのフェルスタッペン選手は、明日のスタートタイヤを決めるQ2をトップ10中唯一のハードタイヤで通過、Q3でも明日のレースに向けて期待の持てる2列目の4番グリッドを獲得しました」「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は、ここのところの調子のよさを予選結果につなげて今季最高の7番手、9番手のアルボン選手と、コースアウトもあり僅差でQ1落ちとなってしまったクビアト選手とともにマシンに競争力はあると思うので、それぞれ明日のレースでのポジションアップを期待します」「PUとしては今日も大きな問題のない一日でした。明日は特にタイヤの使い方など、戦略も含めて難しいレースになると思いますが、PUとしては最大限のパフォーマンスを発揮できるように準備を進めます」