ホンダF1は、F1ハンガリーGPの決勝にむけてアルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーのマシンに新品のパワーユニットを搭載する。ピエール・ガスリーは、F1ハンガリーGPの予選で10番グリッドを獲得したが、Q1から軽微なエンジン問題が発生。ホンダF1はその場で解決することができず、ガスリーはQ3で走行することができなかった。
ホンダF1は、安全策としてピエール・ガスリーのパワーユニットを完全に交換することを決定。CE(コントロールエレクトロニクス)については2基目を投入していたガスリーだったが、今回の変更はペナルティが発生しない範囲で行われる。「明日にむけたガスリーのマシンの最も安全なオプションはPUを交換することです。新しいPUに載せ換える予定です」とホンダF1は述べた。「この変更に伴うペナルティはなく、トラックガレージの非常に小さな問題である可能性のあるものを追跡するよりも簡単になります」「PUはHRD Sakuraに返送され、徹底的にチェックされます」Q3に進出したピエール・ガスリーだが、当然ながら、エンジン問題で走行できなかったことには不満を感じている。「Q1の終わりから特にQ2のスタートからパワーが大幅にカットされはじめた」とピエール・ガスリーは説明した。「最初はアウトラップでだけ起こっていた。バッテリーを充電してフルスロットルでいくようなときにね。とにかく大きくカットされたし、ギアを同期させてタイヤにしっかり熱を入れることができなかった」「最速ラップではエンジンがメインストレートの終わりでカットした。そこで少しタイムを失ったけど、残りのラップでは問題なかった。2回目の走行では4速以降は十分に速く走れなかった」「この大きなラグとカットはどんどん悪化していった。ラップを始めたときにパワーが残っていなかったので、セッションを中止しなければならなかった」ピエール・ガスリーは、トラブルを考えれば、ルノー勢とレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンを上回ったことに驚いているが、決勝ではアルファタウリのマシンは楽な午後にはならないと考えている。「レースでは、ルノーに比べて、僕たちにとって少し難しいこともわかっている」とピエール・ガスリーは語った。「特にブダペストでのグリッドポジションが非常に重要なことは知っていた。だから、できるだけ高いグリッドで予選を終えるのが本当に重要だった」「このポジションから明日はいくつかのポイントを獲得できることを本当に望んでいる。でも、現時点では、ルノーの方がわずかに速いし、僕はトップ10からわずかに外れいた」