ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1アブダビGPの予選を振り返った。ホンダのF1パワーユニットを搭載した4台はすべて予選Q2に進出したが、トロロッソの2台はQ2で敗退。ピエール・ガスリーは12番手、ダニール・クビアトは14番手だった。レッドブルの2台ははどちらも予選Q3に進出。明日のスタートタイヤが決定する予選Q2では、戦略的にミディアムタイヤを選択した。
アレクサンダー・アルボンは予選Q3を6番手、マックス・フェルスタッペンはポールポジションのルイス・ハミルトン選手にわずか0.3秒及ばず、予選を3番手で終了。バルテリ・ボッタスがパワーユニット交換のペナルティーを受けるため、4台は予選順位よりも1グリッド繰り上がっての決勝をスタート。フェルスタッペンはフロントローの2番グリッドからのスタートになる。「今日の予選では、フェルスタッペン選手が力強い走りを見せ、3番手のタイムを出しました。明日は他車のグリッドペナルティーにより、フロントローからスタートできる形になります」と田辺豊治はコメント。「アルボン選手も確実に6番手タイムを記録して5番グリッドを確保し、我々にとっては明日のレースに向けて期待が持てる予選結果になりました」「トロロッソ・ホンダについては2台ともにQ3進出を逃しましたが、11番、13番グリッドと、スタートタイヤを選択できるポジションで、レース戦略を立てる上ではアドバンテージがある位置からのスタートになります」「明日は今シーズン最後のレースになります。悔いを残さないようベストなパフォーマンスを発揮し、いい結果とともにシーズンを締めくくれられればと思います」関連:F1アブダビGP 予選 | ルイス・ハミルトンが今季5回目のポールポジション