ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は、ホンダは今後のF1活動について検討しており、レッドブル・ホンダトマックス・フェルスタッペンの最近の成功によって意見が動くことはないと語る。以前、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホンダが2021年の新しいF1レギュレーションの下で撤退を占めた場合、レッドブルもF1から去ることになるだろうと述べていた。
また、レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1ブラジルGPのマックス・フェルスタッペンのポール・トゥ・ウィンという圧倒的な勝利が、ホンダが来シーズン以降もF1に留めることを説得する助けになることを願っていると語っていた。しかし、山本雅史は、その成功は、今後数年でレッドブルとトロロッソにF1エンジンを供給するコストとバランスがとれていなければならないと語る。「我々は将来のレギュレーションにかかる費用を計算し始めました」と山本雅史はコメント。「現在、電動化にむけた環境の変化によってすべての自動車メーカーにとって非常に厳しい状況になっています。したがって、開発コストをまとめて、社内で議論しています」「コストが最大の問題であることは事実です。勝つことが最優先事項です。一度参加することに決めたからには、我々はとにかく勝利を目指しています」「良い結果が得られたのはポジティブなことです。しかし、より重要なのはコストとのバランスです」「トップランナーに追いつくために開発を加速するためには多くの予算を投入する必要があります。そして現在、現状を維持し、同時にコストを削減する方法を計画しています」