ホンダF1の匿名の関係者によると、F1エンジンの“不正行為”は50馬力の違いを生むと語る。フェラーリのF1エンジンの合法性を巡って、ライバルとの間で論争が激化している。F1アメリカGPではレッドブルが指摘した燃料流量システムの合法性についての技術指令が発行され、マックス・フェルスタッペンはそれがフェラーリのパフォーマンス低下の理由だと主張して論争を巻き起こした。
そして、F1ブラジルGPではインタークーラー、エアコレクター、ERSシステムから可燃性液体が燃焼室に入ることを違法する新たな技術指令が発行されたが、今回はレッドブルやライバルチームの問い合わせではなかったが、フェラーリのF1エンジンを対象にしたものだと考えられている。ホンダF1の匿名の関係者は「我々はとにかくF1での公正さを望んでいる」と Blick にコメント。「我々は5馬力についての話をいているわけではない。50馬力の違いがある」マックス・フェルスタッペンは、フェラーリの不正行為についてコメントすることを控えているが、FIAが許可されないことを明確にするのは“良い”ことだと歓迎している。当然ながら、フェラーリ陣営はそのような疑惑の目を快く思っていない。セバスチャン・ベッテルは「誰かを黙らせることは重要ではない。ここれ僕たちが通常どおりに戻れば僕たちは勝てるはずだし、その方が重要だ」とコメント。フェラーリの関係者はオースティンでのパフォーマンス低下はエンジンが原因ではなく、追加のダウンフォースをつけていたことなど他のことが原因だったと説明している。シャルル・ルクレールは「ライバルに認めされることが僕のモチベーションではない」とブラジルでコメント。「チーム内の僕たちはすべてが問題なく、何も間違ったことをしていないことをわかっている」だが、フェラーリはコース外の技術戦争で反撃に出た可能性がある。Corriere della Seraは、フェラーリがFIAにメルセデスのイノベーションについての説明を求めたと報じている。この問い合わせは、メルセデスが困難なピレリタイヤを“作動ウインドウ”に留めておくのために役立つ可能性があるリアサスペンション周りの技術革新に関するものだったという。だが、FIAはメルセデスのイノベーションの合法性を確認した同紙は付け加えた。
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