ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1日本GPの予選と決勝を振り返った。台風の影響で予選と決勝を一日で行うことになったF1日本GP。レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが5番手、アレクサンダー・アルボンが6番手、トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが9番手、ダニール・クビアトが14番手で終える。
決勝は、マックス・フェルスタッペンがオープニングラップでシャルル・ルクレール(フェラーリ)との接触によってマシンにダメージを負ってリタイア。一方でアレクサンダー・アルボンが初めての鈴鹿で自己ベストリザルトとなる4位入賞。トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが8位、ダニール・クビアトは12位でレースを終えた。「今日は、昨日の台風の影響により、予選と決勝が同日に行われるという変則的なスケジュールになり、チームメンバーにとっては忙しい一日になりました」と田辺豊治はコメント。「午後の予選では、ホンダPUを搭載する4台のうち3台がトップ10に入り、午後の決勝に向けてまずまずの悔過kを得ることができました」「しかし、決勝ではスタート直後の第2コーナーでフェルスタッペン選手が接触によりフロアに大きなダメージを負い、残念ながらリタイすることとなりました」「そのような中でも、アルボン選手が初めて走行するここ鈴鹿サーキットで素晴らしい走りを見せ、4番手のポジションを確保したこと、また、昨年あと一歩のところで最後の入賞を逃したガスリー選手が、後方から迫るライバルの猛追をしのぎ、8位入賞となったことはよかったと感じています」「今日は例年よりもさらに多くの皆さまにサーキットに駆けつけていただきました。皆様からの温かいご声援は、いつも我々のパワーになっています。本当にありがとうございました」「今年は我々が目指していたような結果を得ることはできませんでしたが、来年はもっと競争力をつけて戻って来れたラと思っています。これからも応援よろしくお願いいたします」