元F1ドライバーのジャック・ヴィルヌーヴは、ホンダのF1エンジンは4戦以上を持たないと考えており、レッドブル・ホンダは夏休み後に大きなグリッド降格ペナルティに直面すると予想する。ホンダは、25馬力アップを果たす“スペック4”エンジンをF1イタリアGPで投入すると報じられているが、ジャック・ヴィルヌーヴは長期的にはそれがレッドブルを助けることにはならないと考えている。
「ホンダのエンジンは3〜4レースしか持たない。だから彼らは突然あれほどのパワーを得た」とジャック・ヴィルヌーヴは Motorsport-Magazin にコメント。「彼らは同じエンジンで7レースを走り切ろうとはしていない。メルセデスとフェラーリが同じ戦術を使えば、彼らは現時点でホンダ以上の30馬力アップを果たしているだろう」ジャック・ヴィルヌーヴの考えが真実ならば、レッドブル・ホンダはジレンマを抱えることになるだろう。F1イタリアGPでRB15に新品エンジンを投入した場合、そのエンジンは8レースを戦わなければならない。仮にエンジンが4戦以上持たない場合、レッドブル・ホンダは最後のいくつかのレースで古いスペックのエンジンに頼らざるを得なくなる。別のオプションとしては、後半戦オーバーテイクな容易なサーキットでグリッドペナルティを受けることだ。ホンダは、ホームレースとなるF1日本GPで強力なパフォーマンスを望んでおり、その次のレースはメキシコGPとなる。そこはレッドブルが伝統的に好成績を収めているサーキットとなる。その後、F1アメリカGPでグリッドペナルティを受けてエンジンを交換し、ブラジルGPとアブダビGPでエンジンを全開で走らせる準備ができる。しかし、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ジャック・ヴィルヌーヴの主張について「ナンセンスだ」と却下している。ただし、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコによると、これは必要ありません。ビルヌーブが言ったことについて彼の意見を尋ねられたとき、オーストリア人はそれを「ナンセンス」として却下した。