元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、レッドブル・ホンダのエンジンパートナーであるホンダF1は2019年の“名もなきヒーロー”だと称賛する。2015年にマクラーレンのパートナーとしてF1復帰したホンダは、散々なシーズンを過ごしてきた。しかし、今年はレッドブルとの新しいパートナーシップで結果を出している。
2019年の前半戦でレッドブルとホンダF1は2勝を挙げ、F1ハンガリーGPでポールポジションを獲得。どちらもホンダF1としては16年ぶりのことであり、またF1ドイツGPでは1992年以来のダブル表彰台という偉業を達成した。また、レッドブル・ホンダにおけるマックス・フェルスタッペンのパフォーマンスによってF1のイメージは大幅に向上。現在、フェルスタッペンはランキング首位のルイス・ハミルトンとの差を縮め、2位のバルテリ・ボッタスを射程圏内に捉えている。ジョリオン・パーマーは、BBC で執筆するコラムでホンダF1の改善は“ゾッとほど”と解説した。「レッドブルのエンジンパートナーは2019年の名もなきヒーローだ。レッドブルとの新たなパートナーシップにより、ホンダは完全に本領を発揮している」とジョリオン・パーマーはコメント。「フェラーリとメルセデスと比較すれば、エンジンはまだ究極のパフォーマンスでは劣ってはいるが、成し遂げた進歩はゾっとするほどだ」「レースに勝利し、今ではハイブリッド時代で初ポールポジションも獲得ている。マクラーレンとの不運なパートナーシップで歩んだ泥沼をホンダにとってふさわしい成果だ」