ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2019年のF1世界選手権の開幕戦となるF1オーストラリアGPに向けての意気込みを語った。今年でF1復帰以降5年目となるホンダは、スクーデリア・トロ・ロッソに加えて、レッドブル・レーシングというパートナーを新たに迎え、2チーム・4台体制で臨む。
F1プレシーズンテストでは、F1エンジン側には大きな問題はなく、2チーム合計で1,768周(約8,230km)を走破したホンダだが、深刻な問題ではないにしろ、テストで走らせた2019年のF1エンジンのパッケージは“少し攻めすぎた”と考えており、開幕戦オーストラリアGPまでに修正することを計画していた。それはタイトなパッケージングを目指しての形状による小さな問題だったが、今週末のF1オーストリアGPに向けてその部分も解決していると田辺豊治はのべた。「数カ月の短い冬を終え、いつものように新しいチャンピオンシップがメルボルンでスタートします。開幕ラウンドはF1に関わる全員にとって、そしては常にホンダの我々にとって常にエキサイティングな瞬間です。今年のアルバートパークでのオープニングウィークエンドは新たなチャレンジのスタートであり、今の新しいハイブリッドパワー時代がスタートして以来、初めてチームと仕事をすることになります」と田辺豊治はコメント。「8日間のプレシーズンテストで、我々は4名のドライバー、2つのチームで高いマイレージを達成することができました。テストではよくあることですが、いくつかマイナーな問題が発覚しましたが、メルボルンに行く前にそこは解決しています」「今年2チームへの供給にうまく準備できるように膨大な作業をしてくれたHRD SakuraとHRD Milton Keynesのホンダメンバー全員に感謝します。また、冬におけるスクデーリア・トロ・ロッソとアストンマーティン・レッドブル・レーシングのスタッフの本当に親切な姿勢と多大な努力にも感謝しなければなりません。さあ、レースに出かけるときです」関連:2019年 F1オーストラリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール