ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1バルセロナテスト2の2日目の作業を振り返った。テスト2日目は、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが128周を走行して6番手タイム、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが101周を走行して7番手タイムをマーク。前日に続き、ホンダのF1エンジンは239周を走り込んだ。
しかし、レッドブル・レーシングは午前中にギアボックスの問題でピットレーン出口でストップ。トロロッソ・ホンダも複数の小さな問題のチェックのために時間を費やした。さらにフェラーリのセバスチャン・ベッテルのクラッシュによって午前中にセッションが40分間中断するなど、田辺豊治いわす“最もイレギュラーが多かった一日”となった。「今日はここまでのウインターテストでは最もイレギュラーが多かった一日でした」と田辺豊治はコメント。「午前も午後にも赤旗中断やその他の要因により、計画していたほどの周回を重ねることができませんでした」「ただ、そのような状況でも、両チームとも100周超を走行し、パワーユニットとしては今日も大きなトラブルのない一日になりました」「テストも残すところ2日のみとなりましたので、チームとともに限られた時間を効率的に使いながら、残りのプログラムに臨みます」テスト3日目となる明日27日(木)は、レッドブル・レーシングがピエール・ガスリー、トロロッソ・ホンダはアレクサンダー・アルボンがテストを担当する。関連:F1バルセロナテスト 2日目 結果:マクラーレンのサインツが最速タイム