ホンダF1は、2019年にレッドブル・レーシングに供給するF1パワーユニットは大きな調整を必要としないため、より高い信頼性を実現できると考えている。ホンダは、マクラーレンにF1エンジンを供給していた2007年にF1エンジンのコンセプトを一新。だが、初期トラブルが多発したことでパートナーシップ解消に至り、2018年からマクラーレンはホンダからルノーにF1パワーユニットを変更している。
逆にルノーのF1パワーユニットに不満を抱いていたレッドブル・レーシングは、2019年からホンダのワークスエンジンを搭載する。最新の報道では、ホンダの2019年型F1パワーユニットの開発は円滑に進んでいないとされているが、レッドブルはホンダのF1エンジンの馬力について自信を持っていると主張し続けている。ホンダは、2019年のF1パワーユニットが同じコンセプトの3年目となることで、信頼性に関して大きく改善できると考えている。「現在のパワーユニットの設計、コンセプトを引き継ぐことができます」とホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治はコメント。「我々は高いレベルを達成できているわけではないため、限界がどれくらいかは正確にはわかりません。ですが、我々は別のコンセプトでスタートして、2017年にそれを変更しています」「以前のものから学んだこともありますし、そこを変更しています。2018年はこのコンセプトを引き継ぎ、信頼性とパフォーマンスを改善させました」「現時点でこのコンセプトは間違っていないと思っています。適切なコンセプトです。我々はまだこのコンセプトを引き継き、改善させようとしています」