ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1日本GP初日のトロロッソ・ホンダの作業を振り返った。鈴鹿サーキットにおける30回目の記念大会となる今年の日本GPではホンダがタイトルスポンサーを務め「2018 FIA F1世界選手権シリーズ 第17戦 Honda日本グランプリレース」の名称で開催される。
ホンダは、F1ロシアGPの初日にパフォーマンスと信頼性の両面の向上のために改善を施したパワーユニット(PU)を投入。しかし、初日のプラクティスの中にい新しくアップデートされたPUのキャリブレーションやシャシートのマッチング調整を行う必要があると判断し、予選、決勝ともに以前のスペックで戦っていた。今週末のF1日本GPでは、課題を改善した新スペックを再導入している。「今週は、火曜日の日本到着後からドライバー2人が多くのホンダファクトリーを訪問し、忙しい日々を過ごしてきました。そこで温かい声援を受け、我々のホームレースをいい雰囲気の中で迎えられていると感じています」と田辺豊治はコメント。「今日のセッションではロシアGPの金曜に投入した最新スペックのPUを使用しました。先週浮かび上がった課題を今日までの作業で修正して臨み、実際に走行を重ねる中で大きく改善できていることが確認できました」「午後にガスリー選手がマシンの燃料系トラブルにより走行時間を大きく失ったことは残念でしたが、まだキャッチアップする余地はあると思います」関連:・F1日本GP フリー走行2回目 結果 | ルイス・ハミルトンがトップタイム・F1日本GP フリー走行1回目 結果 | ルイス・ハミルトンがトップタイム