ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレン・ホンダのF1アメリカグランプリの決勝を振り返った。F1アメリカグランプリで両方のクルマのMGU-Hに問題が発生。レース前にはストフェル・バンドーンのMGU-Hにトラブルが見つかり、交換によるペナルティでバンドーンは最後尾からのスタートを強いられた。
フェルナンド・アロンソは、スタートから素晴らしい走りを見せていたが、同じくMGU-Hに問題が発生したことでリタイアを強いられた。ストフェル・バンドーンは12位でレースをフィニッシュしている」「ポイント獲得を期待して迎えた今回のアメリカグランプリですが、信頼性の問題によりノーポイントと、非常に残念なかたちで終えることとなりました」と長谷川祐介はコメント。「ストフェルについては今日の午前にMGU-Hの問題が見つかったため、エンジン交換を行いました。そのペナルティーにより最後尾からのスタートとなりましたが、いくつものオーバーテイクを決めて12番手まで追い上げをみせてくれました。いいペースで走っていただけに、最終的にもう少しでポイント獲得に至らなかったことは悔しく感じています」「フェルナンドは今日も素晴らしいスタートを決め、その後もライバルからポジションを守り続けましたが、こちらも途中でMGU-Hのトラブルが発生してしまい、レースを終えることとなりました」「ここ最近では比較的安定していたパワーユニットの信頼性の問題が、この週末に複数発生してしまったことを非常に残念に思っています。次のレースが来週末に迫っていることもあるので、HRDさくらと一緒になり、早急に原因の分析を進めます」関連:F1アメリカグランプリ 結果:ルイス・ハミルトンが今季9勝目