ホンダは、F1開発部門の再編成とスタッフの増強が信頼性の向上に繋がったと考えている。2015年にマクラーレンのパートナーとしてF1に復帰して以来、ホンダはパフォーマンスと信頼性不足という問題に苦しんでいる。今シーズンに向けて、ホンダはF1エンジンのコンセプトを一新したが、プレシーズンテストでさらにトラブルが多発。しかし、夏休み後には状況は改善に向かっている
ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、F1開発部門の人員を増強して以降、その成果が表れてきていると述べた。「信頼性ははるかに良くなっています」と長谷川祐介は Autosport にコメント。「これはシーズン開幕で組織を変更するという決定から来ています。我々は多くの問題を抱えていました。それで我々はエンジニアを増やし、何名かエンジニアを入れ替え、開発部門の再編を行いました」「改善は自然なことです。我々はシーズン前に開発をスタートしましたし、パフォーマンス向上は8か月の作業か来ています」長谷川祐介は、シーズン前の組織変更の後、4月と5月にさくらでさらに小さな変更があったと付け加えた。「我々は量産部門から開発にエンジニアを連れてきました。加入してすぐに機能しないことはわかっていましたし、時間がかかると思っていました」マクラーレン・ホンダは、前戦日本グランプリでポイントを獲得することはできなかった。しかし、フェルナンド・アロンソは最後尾の20番グリッドから11位でレースをフィニッシュ。長谷川祐介は“まともなパフォーマンス”と“中団でレースをできたこと”に励まされたと述べた。「我々はウィリアムズ、ハース、ルノーとレースをしています。ある段階では彼らよりも速かったです」と語る長谷川祐介は、今週末のオースティンでのレースでも“鈴鹿と同等レベルのパフォーマンス”を発揮できると予想している。