ホンダは、2017年シーズン中にF1パワーユニットに3段階のアップグレードを計画している。今年、ホンダはF1パワーユニットに新しいコンセプトを導入したが、プレシーズンテストからパワーと信頼性不足に悩まされてきた。しかし、F1アゼルバイジャンGPの週末に“スペック3”アップグレードを投入。F1ハンガリーGPで、マクラーレン・ホンダは今季初のダブル入賞を達成している。
ホンダは、夏休み後の序盤戦のどこかで“スペック4”を投入することを計画している。ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、エンジンにさらなるアップデートを実施していくことを明らかにした。「間違いなく、あと2段階は準備していくことになります。3段階になるかもしれません」と長谷川祐介は RACER にコメント。「いずれにせよ、我々は続けていきます。また、ステップアップを関する方法や新スペックの導入に関する戦略的なことについて考えるべきこともあります」「もちろん、グリッド降格ペナルティーを避ける必要があります。特にシンガポールのようなサーキットではそうです」長谷川祐介は、ホンダは最近の上昇傾向を続けていけると確信していると語る。「パフォーマンス開発という点では、向上させていけると自信を持っていますが、どの時点でどれくらいのパフォーマンスレベルを達成できるかは保証できません」実際、ホンダはライバルメーカーとのギャップを縮めていると考えている。「間違いありません。それは疑いのないことです」と長谷川祐介はコメント。「我々はギャップを縮めています。ですが、当然、我々は追う立場なので、そうあるべきです」