ホンダは、プレシーズンテストで経験した信頼性の問題についてはうまく対処できたと考えているが、パフォーマンス面のアップグレードにはまだ少し時間がかかることを認める F1オーストラリアGPの予選ではフェルナンド・アロンソは13番グリッドを獲得したマクラーレン・ホンダだが、チームメイトのストフェル・バンドーンはQ1で燃圧の問題が発生し、18番手に沈んだ。
信頼性トラブルが多発してまともに走れなかったプレシーズンテストに比べれば進歩と言えるが、勝利を目標に掲げるマクラーレン・ホンダにとっては物足りない結果だ。 ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は「テストで発生した問題については、原因を一つずつ取り除き、エンジンの改良に取り組んできました」とコメント。「実際にテストの状況とは違っています。これで信頼性の問題は修正されたと思いたいですね」「ですが、パフォーマンス面に関しては、まだエンジンのパワーを引き出すことに苦労しています」ホンダは、どれくらいのスピード感でパワーユニットのパフォーマンスを改善するつもりかと質問された長谷川祐介は「いつパワーが得られるとは保証できませんが、もちろん、そのためにできる限り早い段階で新しい仕様を導入したいと考えています」 「ですが、それは1日で成せる仕事ではありません。2週間から1カ月を目指したいとは思いますが、この場で保証することはできません。準備ができれば、すぐにでも導入したいとは思っています」 また、マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンが違うスペックのマシンを使用していることを認めた。 マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「その通りだ。ストフェルのマシンはバルセロナスペックのままであり、フェルナンドには戦略上の理由から新しいスペックを与えた」とコメント。「噂が始まる前に言っておくが、扱いは平等だ」
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