ホンダF1は、エンジンコンルタントのジル・シモンとの契約を解消した。ミハエル・シューマッハ時代のフェラーリのエンジン責任者として仕事で有名なジル・サイモンは、FIAとPUREプロジェクトを経て、2013年にホンダに加わった。ホンダが外部コンサルタントを雇うことを渋るなか、ジル・シモンの関与は、ホンダが素早くするための鍵とみられていた。
しかし、2017年最初のプレシーズンテストでトラブルに見舞われたホンダの舞台裏で、ジル・シモンと他の経営陣との間でエンジンプロジェクトの方向性に意見の相違があったと噂されていた。ジル・シモンは、現在、6ヵ月間の“ガーデニング休暇”に入っており、今年後半には他のメーカーでF1の役割に復帰する可能性がある。ホンダの広報担当は、ジル・シモンの離職の理由は明らかにしなかったが、契約は解消されていると述べた。「双方の同意のもとで我々が今年彼との契約を終えたというのは事実です」「しかし、彼とホンダとの間の契約問題であり、さらなる詳細を明らかにすることはありません」「ホンダは第4期F1プロジェクトに対する彼の素晴らしいサポートと貢献に感謝しています」ジル・シモン離脱のニュースは、1回目のバルセロナテストでの困難から立ち直ろうとするホンダにとって重要な週の前に発表された。もはやホンダに対するマクラーレンの忍耐は限界に達しているとされ、火曜日から投入予定のメルボルン仕様のエンジンで進歩の兆候が見られることが不可欠な状況となっている。だが、ホンダは初回テストの2日目に発生したエンジン故障についてまだ正確な原因を掴めていない。ホンダの広報担当は「まだと調査中ですが、日々、作業は進行しています」「パワーユニット内にはいくつか変更があり、原因の根本を明確にするために、我々はテストでもっと多くの走行を行う必要があります」今週、テストされるエンジン仕様は、先週の故障の分析に基づいたアップグレードが施されるが、ホンダはどの部分を変更したかを詳しく述べることはなかった。
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