ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、ルノーが驚くべき進歩を果たしたことで、まだルノーと大きなギャップがあると認める。今シーズン、マクラーレン・ホンダは、ウィリアムズ、フォース・インディア、トロ・ロッソと4番手に速いチームを争えるまで進歩を果たした。しかし、長谷川祐介は、ホンダのエンジンは序列の最下位におり、ライバルを捕えるにはまだ先は長いと認める。
「我々はナンバー4です。メルセデス、フェラーリ、ルノー、そして、その後がホンダです」と長谷川祐介はコメント。「ルノーとは大きなギャップがあります。彼らの進歩には驚いています。彼らはとても良い仕事をしました」「来年、我々はメルセデスのレベルのエンジンを達成しようとしています」「現時点でそれが可能かはわかりませんが、それが我々の目標です」エンジンレギュレーションは2012年まで変わらないが、長谷川祐介は、その期間の終わりまでに同等のエンジンを達成できると考えている。「全ての同じレベルで達成するために、我々にはまだ2〜3年が必要です」「メルセデスも改善していますが、科学的な見解では、彼らには我々と比較してパワーメンで改善できる余地はそれほど多くないと想います。それは自然なことです」「我々の分析では、それらの数値は素晴らしいです」「分析的な観点では、それらのパワー差はシーズン序盤から変わっていません」長谷川祐介は、エンジン開発トークンの廃止が、ホンダが直面してきた精神的なバリアを取り除くと考えている。「トークンがないので、我々は改善する可能性を様々な部分で探すことができますし、改良するエリアを選ぶことができるので、検討のための良い多くの自由を与えてくれます」「実際の改良の限界と比較して、精神的なバリアの方が大きかったです」「トークシステムがなくなれば、我々の精神的なバリアは取り除かれます」ホンダは、“サイズゼロ”コンセプトを固辞し、ライバルに対するゲインを保つために現在のコンセプトを進化させていくことを計画している。「昨年の序盤から、我々のパフォーマンスは高くなっていますし、来年にむけてもこの比率を保っていきたいです」「次のエンジンは、このエンジンからの連続的なステップであり、完全に異なるコンセプトではありません」「他のエンジンと比較して、我々の改善比率の方が高いです」
全文を読む