ホンダは、今週のF1バルセロナテストでは新しいコントロールシステムのアップデートのみをテストする予定であり、戦術的なエンジンのアップグレードを投入する時期を評価し続けている。現在、ホンダは開発のために14トークンを有しており、新しい燃料が投入されるF1カナダGPで使用するとみられている。
ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、アップグレードの状況は、開発の準備が整うのを待っているというよりは、むしろ戦術的にどのようにトークンを使用していくかに基づいて決定されると述べた。「まだ決めていません」と長谷川祐介はコメント。「我々は常に開発を続けていますが、トークンを気にしなければ、アップデートすることができます」「しかし、どのグランプリにアップグレードを投入するかについては戦略的に決定する必要があります。ですので、まだお話しすることはできません。具体的なプランはありません」」バルセロナで何をテストするのかという質問された長谷川祐介は「大きなハードウエアのアップデートはありません。ですが、コントロール系のアイテムはいくつかあります」と述べた。しかし、ホンダのアップグレードは、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンのエンジン状況と同調していなければならない。それは、新しい燃料が投入されるF1カナダGPが最適かもしれない。「燃料のアップグレードのためにトークンを使う必要ありません」と長谷川祐介はコメント。「準備ができており、燃料を変更する場合はマッピングを変更しなければなりません。また、それと同様に適正かつ効果的なタイミングでアップデートを投入しなければなりません」フェルナンド・アロンソは、F1スペインGPで、予期せぬモードの変更が起こってエンジンがシャットダウンしてリタイアを強いており、アロンソのエンジンがトラブルに苦しむようであれば、アップデート投入を早める可能性もあるという。「次のエンジンをいつ投入するかは決めていませんが、まずはフェルナンドのエンジンがモナコに向けて問題ないことをチェックしなければいけません」と長谷川祐介は述べた。「ですが、それは問題ないと思います。予期せずにモードが変わってしまったことで、エンジンが止まってしまいました。それが起きた原因がまだわかっていませんが、エンジン自体は次のレースでも使えると思っています。状況をチェックする必要があります」関連:2016 F1バルセロナ インシーズンテスト:参加チーム&ドライバー
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