ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久が、F1ハンガリーGPへむけての展望を語った。新井康久(ホンダ F1プロジェクト総責任者)「今週末のグランプリが開催されるハンガロリンクは、テクニカルな中低速のコーナーとアップダウンが連続し、さらには幅も狭くドライビングラインが限られるため、非常にオーバーテイクが難しいサーキットです。その上、ストップ・アンド・ゴーが続くサーキットとは異なり、全セクターをリズム良く走行する必要があり、ドライバーの腕がレースを左右するコースです」
「ここ数戦、長いストレートやスロットルの全開比率が高いサーキットが続きましたが、ハンガロリンクは中低速中心で平均車速も低いことから、パワーユニットへの負荷は軽減されると予想します。一方、数多くのワインディングをバランスよく走るためには、エネルギーマネージメント、特にMGU-Kの使い方が重要となり、各コーナーの立ち上がりにおいては、パワーユニット出力特性のマッピングを的確に設定して、ERS(エネルギー回生システム:MGU-K、MGU-Hなど)を毎ラップうまく使う必要があります。ハンガリーGPは、2015年シーズンの折り返し地点となります。良い結果でシーズン後半へつなげられるように、レースに臨みたいと思います」関連:2015年 F1ハンガリーGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
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