ホンダ 「競争力を得るためのパワー面に目を向けていく」

マクラーレン・ホンダの第9戦を終えての獲得ポイントは5ポイント。これまではパフォーマンスよりも信頼性に重点を置き、レースをテスト代わりに利用していた。しかし、ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久は、信頼性における最大の難関は乗り越えたと確信している。「シーズン前半が終わり、後半は次のステップを踏み出したいと考えています」と新井康久はコメント。「マクラーレンにはショートノーズの新しい空力パッケージがありますし、我々はシーズン後半でパワーユニットをアップデートして、競争力をつけて先頭を追いかけたいです」 それは焦点をエンジンパフォーマンスに切り替えたということかと質問された新井康久は「そうです。もっとパフォーマンスを引き出していきます。信頼性はほとんど修正できましたが、毎日のように小さな問題が飛び出してきます。とにかくフィニッシュすることを重視しました」「これからは競争力を得るためのパワー面に目を向けていきます」 ここ数戦、マクラーレンはホンアへのプレッシャーを強めていることを認めている。ホンダは、未使用のトークンを7つ残しているが、その使用時期について新井康久は明言を避けている。「それはトップシークレットのようなものです」と新井康久は笑う。「トークンを使って、パワーと信頼性をより高めるためのアイデアはたくさん持っています」