ホンダのあるエンジニアが2015年シーズンにマクラーレン・ホンダが優勝する可能性はないと認めたと Marca が報じている。新生マクラーレン・ホンダは、今季ここまで競争力や信頼性に欠け、非常に厳しいスタートを余儀なくされている。だが、ここまでマクラーレンもホンダも一貫して前向きな姿勢を崩していない。
ホンダのF1プロジェクト責任者を務める新井康久は先週、シーズン終盤までにメルセデスをとらえることを目標に掲げていくと語っていた。しかし、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンが、今シーズンに優勝を狙えるところにまでいけると思うかと質問されたホンダのエンジニアが、きっぱりと「ノー」と答え、「来年も難しいだろう」とコメントしたと同紙は伝えている。同紙が紹介したホンダの最年少の開発責任者としてホンダ S660の開発を行った椋本陵。「新しいチームにとって、最初のレースで勝利するのは難しいことです。他チームではこれまでずっと取り組み続けてきていることですからね。2016年には我々も勝利を目指していきますが、モータースポーツの世界には何の保証もありません」と椋本陵はコメント。「我々の目標は、今シーズン終盤に3番手チームとの差を詰めていくことです。もしそれがうまくいけば、我々にとっては素晴らしい成果となるでしょう「我々はまだ限界に到達するところまできていません。まだ進歩を続けていますが、それほど単純なものではありません。戦っていますが、まだ道のりは遠いです」「他チームができているように限界まで持って行くことができていません。我々のエンジニアは、ここまでのところ70%ほどのパワーしか引き出せていません」「僕らのエンジンは新しいので、経験を積まなくてはなりません。他のマニュファクチャラーと比較することはできません。このデザインを用いるまでに多くの研究ってきました。そのうちのいくつかがうまくいっていないのは認めざるを得ませんが、トークンを使うば、ずっと良くなるはずです」
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