ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久は、ホンダがF1で利用できるエンジンアップグレード用のトークンを使わなければならない特定のエリアがあると考えている。今年F1に復活したホンダは、1.6リッター V6ターボ パワーユニットでの2年目となるフェラーリ、ルノー、メルセデスと比較して、少ない数のトークンを割り当てられた。
ホンダは自由に使えるトークンは9しかないため、マクラーレンのためにパフォーマンスを改善するためには慎重に計画を立てなければならない。「トークンをどのエリアでいつ使うかについて、まだ完全なプランはありません」と新井康久はコメント。「すでにどのエリアが最も効果的かについては確認しています。何枚のトークンを使っていくかはレース毎に計画を立てています」「弱点のひとつは馬力です。もっと多くの馬力を必要としています」「エネルギーが非常に重要な部分なので、トークンを使用しなければならないエリアは、燃焼、MGU-K、MGU-Hになります」「燃焼とエネルギー回生システムは非常に重要です」それをどのように達成するのかと質問された新井康久は「おそらく燃焼コンセプト、もしくはターボーチャジャー、あるいはカムシャフトといったパーツを変更する必要があるでしょう」とコメント。「おそらく他のパワーユニットサプライヤーは常にもっと良い燃焼特性について考えていると思うので、燃焼コンセプトを変えていくべきだと思います」「毎日、研究開発側はそれについて考えていますし、もっと多くの馬力をすぐに適用できるように新しい燃焼コンセプトに取り組み、テストしています」「おそらく、そこがトークンを使用するエリアになるでしょう」
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